舌側矯正

歯の表側に装置をつける矯正の場合、周りから矯正装置が見えてしまいますよね。そのため、現在ではより目立ちにくい矯正治療をご希望される方が増えてきているんです。周りから見えない矯正装置にも色々な種類がありますが、中でも最もオーソドックスなのが歯の裏側に矯正装置をつけるという舌側矯正です。舌側矯正も一般的な流れと事前準備は同じで、歯の裏側に矯正装置を装着するため矯正をしているということが周りに気づかれにくいというメリットがあります。一般的な矯正治療に比べると費用が1.2～1.5倍程高くなるということ、治療には制限があり必ず一般的な方法と同じような治療が行えるわけではないということ、症例によってしゃべりづらさを感じる場合もあるなどのデメリットもありますが、症例を選べばとても良い方法だと言えます。

フルリンガル矯正は、上下の歯列を舌側から矯正する方法です。具体的には、歯の裏側にブラケットを取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かします。この方法では、ブラケットやワイヤーが歯の裏側に配置されるため、口を開けたときに上下の歯のいずれも装置が目立たない特徴があります。

ハーフリンガル矯正は、上の歯列を裏側から矯正し、下の歯列を表側から矯正する治療方法です。この方法では、上の歯列が舌側から矯正されるため、外からはほとんど目立ちません。一方、下の歯列は通常の表側矯正が行われますが、お口を開けたときに装置が見えにくいため、外見上の負担を軽減することができます。ハーフリンガル矯正は、費用を抑えつつ効果的な歯列矯正を行いたい方に選択されることがあります。