床矯正(拡大装置)
歯列の幅を広げて、永久歯が生えてくるスペースを確保するための装置を拡大床矯正装置と言い、まだ乳歯が残っているお子さんに適用される矯正装置です。
スクリューを調節し、歯列をゆっくりと広げていきます。取り外し可能な拡大床矯正装置の効果は限定的で、測定の症例にしか適応となりません。しかし、最近では「早く矯正治療を始めた方が安く簡単に矯正できます」ということで、しっかりと将来の予測をせずに安易に拡大床矯正装置を使うことが増えているようです。
当院でもこのように、他院で拡大床矯正装置を使って長期間矯正を行ってきたものの一向に改善されず、ご相談にいらっしゃる患者様もいらっしゃいます。
歯並びや骨格について、しっかりと将来のことを見据えて長い目で見た精度の高い矯正治療をご提供出来る当院にぜひお任せください。
固定式側方拡大装置
患者様ご自身では取り外すことの出来ない、歯にスクリューを固定させた装置が固定式側方拡大装置です。拡大床矯正装置と同じく歯列を広げるために使われますが、固定式のこちらの方が効果が大きく、将来的に永久歯を抜かずに歯を矯正出来る可能性が高くなっています。永久歯が生え揃った方にも使うことが出来ます。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)
主に受け口(反対咬合)の治療に使われる器具で、3歳頃から歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を使った治療を始めることが出来ます。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の目的
3歳児検診の段階で4~5%の割合で受け口(反対咬合)のお子さんが見つかります。
成長していくにつれて自然に受け口が治るということもありますが、実際、このように自然に治るというのは受け口と診断されたお子さんの10%にも満たないのです。そのため、それ以外の90%のお子さんは治療開始が遅くなればなるほど受け口が残ってしまうことが多くなるのです。
そうなってからでは一般的なワイヤーを使った矯正治療を行わないと治療ができなくなってしまい、治療期間も長くなり費用もかかってしまうことになります。だからこそ、早い段階で治療を行ってあげることが大切なのです。
歯並びを治すということよりも、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)は子供のうちの顎の成長を利用し、正しいかみ合わせに導くという目的で使用します。
そのため、もしもかみ合わせの異常が残ってしまい一般矯正に移ることになっても歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)での治療を行っていた分、その後の矯正治療をスムーズに進めることが出来るようになるのです。歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)はこのように早い段階で治療を行うことで大きなメリットを得られる方法となっています。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の使い方
日中も歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を装着して頂くとより効果的ですが、基本的には寝ている時に装着して頂きます。
きちんと歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を使用していただくことで3~8ヶ月ほどで症状は治っていきますが、治ってきたからと言ってすぐに装着をやめてしまうと後戻りしてしまう可能性が高いです。
そのため、正しい筋機能を覚えるためにも改善してから1年以上は歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)を装着することをおすすめしています。
子どものワイヤー矯正(二期治療)
二期治療とは、永久歯が生え揃った時期に行う矯正治療のことです。
一期治療で高い効果を得られれば、この二期治療で歯を抜かなければならなくなるリスクがかなり抑えられます。
子どもを対象としたカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザラインファースト)
永久歯がまだ全て生え揃っていない10代の方たちのための矯正方法がカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザラインファースト)です。
顎の発達、歯の生え変わりと、10代のうちは口腔内にも大きな変化が起きます。
10代というのは思春期であり、とても多感な時期です。それは歯並びや噛み合わせ改善のために矯正治療を行うお子さんにとっても同じです。
美しい歯並び、そして健康な成長のためには矯正が必要だとお子さんたちも頭ではわかっています。しかし、それでもどうしても見た目は気になってしまうもの。周りの友達に矯正器具が見えてしまうのを嫌がるのも、子供の反応としては自然なのではないでしょうか。
そこで、10代になり思春期を迎えるお子さんたちの精神面、そして更に健康な歯の成長のことを考えて開発されたのがカスタムメイド型マウスピース矯正(インビザラインファースト)なのです。
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザラインファースト)は矯正装置の見た目を気にすることなく、お子さんがのびのびと10代を過ごすことが出来る矯正装置です。
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザラインファースト)の特徴
1、透明で目立たない
透明のアライナー装着しているということがほとんどわからないほど目立ちません。目立たないことで、抵抗感を軽減することが出来ます。
2、お口のケアが簡単
カスタムメイド型マウスピース矯正(インビザラインファースト)は取り外し可能な矯正装置です。そのため、固定式の矯正装置と比べるとお口のケアを簡単に行うことが可能です
3、普段通り食事をすることが可能
歯磨きのときだけでなく、食事の時も取り外して食事をすることが出来ます。そのため、普段通りに食事を楽しむことが出来ます。