- カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）
- 精密なマウスピースを作製するために
必須なデジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero） - デジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）の特徴
- カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）のいいところ
- カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）の流れ
カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）
透明なカスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）を使った矯正はワイヤー矯正に比べ、痛みも少なく目立ちにくいため、快適に矯正治療を行っていただくことが可能です。マウスピース装置を装着して矯正していきますが、このマウスピース装置の形を少しずつ変えることによって、歯は少しずつ正しい位置に動いていくのです。マウスピース装置はワイヤー矯正のように痛みを感じることも少なく、違和感も感じにくいため、矯正治療中のストレスをほとんど感じることがありません。更に、食事や歯磨きの際には取り外すことも可能となっており、矯正をしていない時と同じように食事や歯のお手入れが出来るため、とても衛生的でお口の中を健康に保つことが出来ます。
※カスタムメイド型マウスピース矯正装置（インビザライン・薬機法対象外）は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）のメリット
- 透明なので目立たない
- 矯正治療で感じる違和感が少ない
- 矯正治療での痛みが少ない
- 取り外し可能なため非常に衛生的
- 装置が壊れにくい
カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）のデメリット
- 取り外し可能なため、患者様でしっかり自己管理して頂く必要がある
- 適応可能な症例が限られる
精密なマウスピースを作製するために必須な
デジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）
デジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）を導入
カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）での治療を成功させるためには、患者様の歯の精密なデータを取ることが非常に重要です。今までのカスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）治療では、シリコンを使って取った患者様の歯型を空輸し、アメリカのインビザライン工場の特殊な専用スキャナを使って、患者様の歯型からデータを抽出するという、とても手間のかかる段階を踏んでいました。しかし、歯科界の口腔内スキャン技術はここ数年で飛躍的に進歩しました。矯正治療に必要な精密な歯のデータはデジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）で直接歯を撮影するだけで抽出可能になり、歯型を取る必要が無くなったのです。そして、当院が導入したデジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）こそ、カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）に特化したデジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）なのです。
デジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）の特徴
正確で快適な歯型取りができる
従来のシリコン印象では、患者さんのお口に粘土状の物質を入れ、長時間噛んでいただいてから歯型を採取する方法でした。このプロセスでは、においや嘔吐反射などによる不快感を感じる方も少なくありませんでした。一方、デジタル印象彩得装置（iTero）は、光を口腔内に当てるだけで精密な歯型データを取得できます。そのため、患者さんに不快感を与えることなく歯型を取得でき、治療の効率性を向上させることができます。
治療開始までの時間の短縮
一般的なマウスピース矯正では、従来は歯型をシリコン印象で取得し、それを技工所に送ってからマウスピースの作製が始まり、最終的に歯科医院にマウスピースが送られてきました。一方、デジタル印象彩得装置（iTero）で取得した歯型データは、インターネットを通じて技工所に即座に送信できます。このため、従来の方法よりも1〜2週間も早く治療を開始することができます。
シミュレーションで治療後の歯並びを確認
事前の3Dシミュレーションによって、治療前の歯並びや噛み合わせ、そして治療の途中経過や完了後の歯並びを視覚的に確認することができます。このシミュレーション画像は、実際の治療結果を予測するためのものであり、完全に同じように矯正できるとは限りませんが、患者さんが治療の進行状況や結果について具体的なイメージを持つことができるため、治療に対する疑問や不安を解消しやすくなります。
カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）のいいところ
1．透明で目立ちにくい
透明なカスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）は目立ちにくいため、相手に矯正していることを伝えない限り矯正しているとは気付かれることもなく、矯正治療中で安心して笑顔になることが出来ます。透明で目立たないカスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）を使って矯正治療を行っていくことで、美しい歯並びを手に入れることが出来ますよ。
2．取り外し可能で衛生的
従来の矯正装置の場合、固定式で取り外すことが出来ないため装置にプラークが付着しやすくなりますが、取り外し可能なインビザラインは食事や歯磨きの際は取り外してケアを行うことが出来るため、歯や歯周組織を健康に保つことが出来るのです。さらに、カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）自体も歯ブラシで簡単に洗うことが出来るので大変衛生的です。
３．話しやすい
従来の矯正治療のようにデコボコや厚みの無いカスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）は、薄くなめらかです。そのため、発音障害が出てしまったりしゃべりづらさを感じることがありません。人前で話すことが多い、接客の仕事をしているという人にも安心して矯正治療を始めて頂くことが出来ます。
４．食べたいものを食べることができる
お餅など粘着性のあるもの、ほうれん草などの葉物野菜は従来の矯正装置の場合、くっついたり絡んだりしてしまって煩わしいと感じることも。カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）なら食事の時には取り外して普段と同じ様に食事が出来るため、食べたいものを食べて食事を楽しむことが出来、とても快適です。
５．ほとんど痛みがない
従来の矯正治療に比べ、カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）は痛みの少ない矯正治療法です。なぜなら、カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）では1つのマウスピースで動かすことの出来る歯の移動量は0.25mmと決められているからです。そのため歯に過度な力がかかり過ぎてしまうこともなく、ワイヤーやブラケットも使っていないため粘膜に当たって痛んだり、口内炎が出来てしまう心配もほぼありません。
また、マウスピースのため取り外しができるので痛みがある場合はすぐに外すこともできます。
６．金属アレルギーの心配がない
プラスチック製のカスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）は金属アレルギーを引き起こす心配もないため、矯正治療を行おうとしたものの金属アレルギーで断念したという方にも安心して矯正治療を行って頂くことが可能です。
カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）の流れ
STEP1 初診相談
まずは患者さんのお口のお悩みをお聞きし、どのような治療が必要か、治療にかかる期間はどのくらいか、費用はいくらくらいになるかなどをご説明していきます。相談の結果、矯正をご希望されるという場合には精密検査をするためご予約を取ります。
当院ではメールでのご相談もお受けしておりますので、カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）についてわからないこと、不安や疑問点など御座いましたらお気軽にお尋ねください。また、矯正の相談はWEB予約または、お電話でのご予約にて行っていますので、歯並びや口元で気になることがありましたらお気軽にまずはご相談いただければと思います。
STEP2 精密検査
口腔内診査、レントゲン・口腔内写真撮影、歯型の印象採得など、カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）矯正治療を行うに当たって必要な精密検査を行っていきます。検査は約30分～45分ほどで終わります。
STEP3 コンサルテーション
精密検査の結果をもとにして立てた治療計画について、クリンチェックと呼ばれる3Dシミュレーションを見て頂きながら説明を行っていきます。治療にはどのくらいかかるのか、虫歯や歯周病の治療が必要かどうか、お支払い方法についてもここでお話いたします。
STEP4 カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）の発注
コンサルテーションで治療について承認頂けましたらインビザラインを発注します。カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）の発注のためには歯型を採ることになりますが、当院ではデジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）という装置にて簡単で精密な歯型を採得して患者様専用のマウスピースを作製していきます。デジタル印象採得装置（口腔内スキャナーiTero）で口腔内を撮影し患者さんそれぞれの歯型を採得していきます。
STEP5 治療開始
歯の表面にアタッチメント（プラスチック）を付けて、最初のマウスピースを装着したり、取り外し方を練習していきます。注意事項などの説明も受けていただき、その後でマウスピースとアライナーチューイをお渡し致します。この後は大体2週間後にご来院いただき、必要があればその後のご来院で歯のサイズの調整を行います。
ご自宅で行うこと
カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）は1日20時間以上装着して頂く必要があります。約2週間ごとに患者様ご自身で次のステップのカスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）に交換して頂きます。来院は8週間に1回となり、治療にかかる期間は症状によっても変化します。
歯科医院で行うこと
8週間ごとに来院して頂き、歯の動き、口腔内の状態、カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）の使用状況などを確認します。
確認事項
- カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）の装着時間や状況
- カスタムメイド型マウスピース矯正（インビザライン）の適合状態
- かみ合わせ
- お口の衛生状態
- アタッチメント有無
STEP６ 治療終了と保定
ここでは最終的なかみ合わせをチェックしていきます。
確認事項
- 計画通りに歯が動いているかどうか
- 治療後のレントゲン・口腔内写真の撮影
- かみ合わせの確認、調整
全てのアライナー装着が終わってからも更に歯を動かす必要があるという場合にはアライナーを追加するための型取り（リファイメント）を行って、治療を継続していきます。
特に問題がない場合は治療終了となり、保定に移ります。保定期間中は取り外し可能なリテーナー（保定装置）を装着していただき、3～6ヶ月ごとの通院で定期的に歯並びをチェックします。2年ほどで保定期間が終了します。
部分矯正